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​現場リポート:2023年5月21日

今回は「問題解決能力トレーニング」というテーマで、①問題とは何か、②問題のタイプを見極める、③枠組みの使い方、④問題解決の基本ステップ、⑤総合演習という流れで進んでいきました。完全オンライン開催、合間でときどきブレイクアウトルーム(4-5人1組のグループ)に分かれ、議論していきました。

最初のテーマは「問題とは何か?」です。その問題の切り口(視点)、範囲(視野)、立場(視座)をそれぞれ変えることで、問題の見え方が変わるという説明がありました。それを実際の例題(山登りの途中で橋が壊れていた場面)でグループディスカッション。いろいろな発想がでて、より理解が深まりました。

 

 


②問題のタイプを見極める
問題のタイプには3つあります。発生型(全員がすぐにわかる問題)、設定型(人によって異なる問題)、将来型(将来的な潜在的な問題)に分けてそれぞれの対策を学びました。
また、問題はそれぞれが影響しあう状況も多く、全体を俯瞰的に観察し続けることが重要そうです。
要素を洗い出す方法を「映画をできるだけ多く出す」ワークで学びました。発想の広げ方を様々なパターンで教えてもらいました。

 

 

 

③枠組みの使い方
「お金を貯める」をテーマにロジックツリーづくりのグループで取り組みました。枠組みとしては説明で分かった気になってしまいますが、具体的に進めるとなると難しいですね。グルーピング方法や語彙力など、知識量や経験値も必要そうです。

 

 

 

④問題解決の基本ステップ
問題が生じたときに、どのように解決まで導けばいいでしょうか。3つの基本ステップ、すなわち①問題の所在を突き止め(Where)、②その原因が何なのか(Why)、③その上でどのように解決するのか(How)。それぞれ守屋先生の分かりやすい解説のあと、グループワークを通して、具体的な進め方を深めることができました。

 

 

 

⑤総合演習
いよいよ、本日のまとめとしての総合演習です。
グループでテーマを決めて、本日習った3つのステップを統合して問題解決策の立案に挑みました。それぞれのステップをどう繋くのか、グループで悩みながらも流れを共有できたことは、とても貴重な経験となりました。

 

 

まとめ
レクチャーとワークのバランスが非常によく、熱中して勉強できた6時間でした!
普段、すぐに解決策に飛びつきなりますが、一旦立ち止まり、何が問題なのか、誰の問題なのか、どこに問題があるのか、そしてチームメンバーがその問題をきちん問題として認識できているかを確認することの大切さを学ぶことができました。
ぜひ、多くの方に知っていただきたい内容だと思いました。
 

【開催日】
2023年5月21日(日)

【テーマ】

ノンテクコース:問題解決①

【講師】

守屋 文貴 先生(津田眼科医院

【研修目標】

・問題を「ロジカル思考」を使って要素分解するための方法を学び、問題の基本ステップを意識して効果的な解決策を考えられるようになる

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